ごあいさつ
野村 秀樹
【音楽監督・指揮】
Nomura Hideki
パーカッションユニットパルティッシモ!!を結成して以来、ビッシリと書かれた音符の森を夢中で駆け抜け、熱き仲間と打楽に射す光を追い求めてきました。そんな折、突然のコロナによる G. P. 3年。まさかこんなに冷たく虚無なる G. P. が存在しようとは・・・
打楽に再びタクトを振り下ろす機会はあるのだろうか、とても心配でした。しかし仲間の熱き思いは私の弱心を見事に叩きのめしてくれました。虚無なる G. P. の後には仲間の溢れる情熱によって力強いリピートマークが描かれ、私を3年前の夢中なる打楽の時間へと戻してくれたのでした。コロナは長かった1カッコ、自らの力で戻り、新たに創り出す無限の2カッコには私の想像など遥かに超えた打楽の光輝く大自然が待っていることでしょう。初のパルティ大ホールでの演奏会、今日ここからパーカッションユニットパルティッシモ!!の新たなる歴史をスタートさせます。
コロナの際にもパーカッションユニットパルティッシモ‼️へのご理解ご尽力いただきましたパルティホール関係者の皆様、本日ご来場の皆様、誠にありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
曲淵 俊介
【首席打楽器奏者】
Magaribuchi Shunsuke
2020年に予定していた第5回定期演奏会を行い、そのまま月日が流れていれば今年は第7回定期演奏会。コロナ禍に突入し約3年のブランクを経て、やっと5回目の演奏会を開催することが出来たこと、大変嬉しく思っております。
この3年間、僕の周りでは多くの出来事がありました。人が集まり音楽を奏でたりすることが禁止になり、歌や管楽器などを聴く機会はほとんどなくなりました。職業演奏家は、活動を休止せざるを得ず、この3年間の中で演奏をやめてしまった方々も少なくありません。僕自身、出演予定の公演が延期を重ね、結局グループがなくなってしまい、同じメンバーで演奏会に乗ることは2度となくなってしまった、というケースもありました。
そんな状況の中、3年ぶりのパルティッシモリハーサル初日を迎えて。内心緊張していましたが、3年間のブランクをまるで感じさせない、変わらぬメンバーの皆様の温かさに感動しっぱなしのリハーサル期間でした。
音楽を愛する、打楽器を愛する気持ちで乗り越えてきた3年間のパルティッシモの集大成を、どうぞお楽しみください!!
谷口 大輔
【代表】
Taniguchi Daisuke
本日は第5回の演奏会にお越しいただき、ありがとうございます。
今回、コロナ禍による活動中断を経て、改めて「企画を再起動させること」の難しさを痛感しました。この約3年で、世の中の変化に加えメンバーもそれぞれに事情が変わっており「これまでと同じこと」をやるにしても、その実現へのハードルは非常に高く感じました。
それでもどうしてもこの演奏会をやりたかったのは、この奇跡の団体を無くしたくなかったからです。「多くの打楽器を愛し所有する指揮者の先生」「茨城県北の地まで足を運んでくれるプロ奏者」「拠点となりかつ協力的なホールの存在」「打楽器アンサンブルを愛する優秀なメンバー」…。こんな条件はそうそう揃わないものです。
そんなわけで、この奇跡を継続すべく、少々急ごしらえではあるものの、多くの名曲の力を借りながら5回目の演奏会としてお届けします。お客様にも、この奇跡に引き続きご協力いただけると助かります。
最後になりましたが、結成以来継続してご協力いただいておりますパルティホール関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。