Paltissimo!!
第一回結成記念演奏会
INTRODUCTION
Overtune for Percussion Ensemble / Beck
「序曲」の名の通り、
オープニングにふさわしい軽快なリズムで始まる8重奏です。
使われる楽器はどれもオーソドックスなもので、
楽曲としてもとても分かりやすい曲です。
打楽器アンサンブルとしては比較的よく知られた名曲ですが、
8人が息を合わせて演奏するのはなかなか難しく…本番の演奏にご期待ください。
Ionisation / Varese
13名の奏者による大規模なアンサンブルです。
本曲はいわゆる「打楽器アンサンブル」の始まりとされる曲の一つで、
楽器構成やそれによって作り出される音律、音響は大変個性的です。
例えば、曲の冒頭に鳴る「サイレン」や、
中盤に現れる「ライオンズローア」は、
なかなかお目にかからない楽器です。
本演奏会で最も理解しづらい曲目ですが…
是非お気に入りの音色を見つけていただければ幸いです。
Trio Per Uno / Zivkovic
いわゆるアンコンでよく演奏される3重奏です。
その場合に演奏されるのは1楽章が多いのですが、
本演奏会では3つのすべての楽章を演奏します。
1楽章は1つのバスドラムを3人で演奏し、
チャイナゴングが彩りを添えます。
2楽章は、ビブラフォンとクロテイルのアンサンブルで、
1楽章と打って変わって涼やかな音色が特徴的です。
3楽章は再び膜鳴楽器によるアンサンブルですが、
「声」と合わせて演奏され、
熱狂的なクライマックスを迎えて曲を閉じます。
Suite / Sejourne
某JP○のアンサンブルシリーズにも収録された、
ソロマリンバと4名の打楽器による3楽章からなる曲です。
ポップで聞きやすい曲調が印象的な一方で、
3楽章には4名の打楽器奏者による迫力ある掛け合いもあります。
曲淵氏によるソロマリンバは必聴です。