ソロマリンバと4人の打楽器奏者のための組曲/セジョルネ
Suite for Marimba and 4 Percussionists / E. Séjourné
[使用楽器]
Solo
・Marimba (5 oct.)
Percussion 1
・Bass Drum
・Splash Cymbal
Percussion 2
・Djembe or Congas
・2 Tom Toms (Low)
・2 Brake Drums
・Metal Chimes
Percussion 3
・Bongos
・Little Crash Cymbal
・Shaker (High)
・Shaker (Low)
・Crotale (C52)
Percussion 4
・Tom Toms (Medium)
・Tam Tam
・Triangle
・Wood Block
・Crash Cymbal
[楽曲説明]
ソロマリンバと4人の打楽器奏者のための組曲は、「ヴザヴェ ドゥ フゥ?」と同じ、エマニュエル・セジョルネによる2007年の作品で、3つの楽章から成ります。
1楽章『Ritmica(リトミカ)』は「リズミカルな」という意味です。冒頭の不可思議な音の中から始まるリズムに注目してください。やがてマリンバのリズムに導かれ、躍動的なアンサンブルが姿を現します。
2楽章『Romantica(ロマンティカ)』はスペイン語で「ロマンチックな」という意味。ソロマリンバの抒情的で奥行きのある音楽に心を奪われること必至です。伴奏の打楽器は、この繊細な響きを邪魔しないよう、繊細な音作りが要求されます。なお、この2楽章は、ソロマリンバ用の譜面として単独でも出版されています。
3楽章『Passhionata(パッショナータ)』は「情熱的な」という意味。ソロマリンバに負けじとバックプレイヤーも情熱的に演奏します。疾走感溢れるこの楽章では、歌が入ったり、「メロディー担当のマリンバと伴奏担当の打楽器」という関係が逆転し、マリンバの伴奏にのって打楽器群が掛け合いを披露するなど、聴衆を楽しませる仕掛けがあるのも特徴的です。