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4人の打楽器奏者のための四季 / 武満徹
Seasons for percussion quartet / Toru Takemitsu

[使用楽器]

Player 1~4
4対の打楽器

[楽曲説明]

 日本を代表する現代音楽家、武満徹による打楽器のための作品です。1970年、大阪万博が開催された際、武満は「鉄鋼館」と呼ばれる施設のプロデュースをします。同館には、彫刻作家フランソワ・バッシェにより作成された「彫刻楽器」が展示され、本作品はそれを含む打楽器群を用いて演奏するために作られました。
 本作品の最大の特徴は、五線譜ではなく図形楽譜で表現されていることです。この図形楽譜は、いくつかの単純化されたシンボル(+や-といった記号)が並ぶことで構成されています。

 例えば+は集積 / 蓄積、-は減少 / 縮小といったもので、抽象的、概念的な指示のみを表しています。

 また、この中には「他の演奏者を模倣すること」、「即興で気象や占星術に関する事柄を加えること」といった面白い指示もあります。

 このような図形の指示は厳密なリズムと音程を規定しないため、演奏は即興を主体として進むことになります。

 そして、曲が進むにしたがって様々な音響を作り出され、それに相互
作用が加わることで、作り出される音響は時々刻々と移り変わっていきます。

 この音色の移り変わりを武満は「四季」という言葉で表現していると考えられます。

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