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コンヴェルジャンス I / 平義久
Convergence Ⅰ / Taira Yosihisa

[使用楽器]
Solo

・Marimba

[楽曲説明]

 平義久は主にパリで活躍した作曲家です。

 パリ音楽院ではアンリ・デュティユー、アンドレ・ジョリヴェ、オリヴィエ・メシアンらに師事しており、イエロフォニー V など打楽器のための作品も複数残しています。
 曲名は、収束、集中などを意味し、英語読みではコンバージェンスとなります。かの有名なマリンバ奏者、安倍圭子に献呈された本作が第 1 番として作曲され、第 2 番はコントラバス、第 3 番はヴァイオリンのために作られています。

 いわゆる超絶技巧が必要な曲で、曲の冒頭部分には「可能な限り早く」と指示がある一方で、「叫び」が複数挿入されたり、「’」(カンマ)やフェルマータが多用され、日本的な感覚や「間」が重要視されています。記譜の方法にも特徴があり、8 分音符や 16 分音符ではなく音の並びの粗密で音の長さが表現されています。
 奏者を中心に、マリンバの音や叫びが収束、集中していきます。

【演奏動画】

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